当院の不妊治療の特徴
本院である足立病院では、2003年より不妊治療をスタートしました。妊娠実績は累計で20,000症例以上、近年は年間で1,500症例以上を達成しています。
当院もその歴史を受け継ぎ、質の高い不妊治療を行って参ります。
“あたらしいいのちを迎えたい”という患者さまの前向きなお気持ちを支え、より早期の妊娠を実現するための治療を提案します。
また、最先端の生殖補助医療(ART)に関しましては、グループの足立病院生殖医療センターと連携してご対応させて頂き、充分な選択肢をご用意して、皆さまをお待ちしております。
願いが叶うその日まで、私たちが精一杯お手伝いさせていただきます。
不妊治療の方法
不妊症の原因として明らかな疾患などがある場合は、その治療を優先して行います。
原因が分からない場合、患者さまによって様々ですが、「タイミング法」を2~6回、試みる場合もあります。タイミング法で妊娠に至らなければ、人工授精を試みます。人工授精で妊娠するとすれば多くのケースで5~6回以内となりますので、それ以降は体外受精を検討します。
女性
タイミング法
超音波検査、ホルモン検査などで排卵日を予測し、性交日を指導します。
不規則な排卵日、排卵障害などを原因としている場合には、タイミング法で結果が得られやすいと言えます。
排卵誘発
タイミング法や人工授精を行う際、排卵障害がある場合には、排卵誘発剤を使用します。
飲み薬や注射薬を使用します。多胎妊娠、卵巣過剰刺激症候群には十分に注意します。
男性
精液検査の結果、異常を認めた場合、泌尿器科に紹介します。
治療の流れ
1初診
患者さまのお悩みやご不安を丁寧にヒアリングし、お答えいたします。
その上で当院での不妊治療をご希望でしたら、基本検査へと進みます。
【初診の方へ】
「妊娠する力があるか知りたい」という方への妊活ドック、一般不妊治療まで対応し、患者さまに合わせたオーダーメイドの治療方針を提案いたします。
※高度生殖補助医療が必要な場合は、連携しているグループの足立病院と連携し不妊治療を行います。
2基本検査
【女性の検査】
- ホルモン検査
- AMH(抗ミュラー管ホルモン)検査
- 甲状腺機能検査
- PRL(プロラクチン)検査
- 風疹抗体価(必要ならワクチン接種)
- クラミジア感染症検査
- 子宮頸がん検査
- 超音波検査
- 卵管疎通性検査
- 子宮鏡検査
卵管が詰まっていた場合
- FT(卵管鏡下卵管形成術)または生殖補助医療
子宮内膜ポリープがある場合
- 子宮内膜ポリープ切除術
【男性の検査】
- 精液検査
3治療方針のご説明
検査結果に応じて、患者さまに合った治療方針を提示・説明いたします。
ご不明の点がございましたら、ご遠慮なくお尋ねください。すべての疑問点を解消しながら、治療へと進みます。
6妊娠成立
治療内容、ご本人さまのご都合にもよりますが、原則として妊娠8週頃までは当院にてサポートさせていただきます。
その後、足立病院の産婦人科、またはご希望される医療機関でのフォローアップとなります。